仕事・恋愛・結婚生活・子育て…様々なシーンにおいて、自分のペースを乱されるとイライラする、自分のペースを乱されるのが嫌い!と言う人は数多くいらっしゃいます。
今回は、「自分のペースを乱されるのが嫌い」な人のための対応策・改善策について解説します。
自分のペースを乱されるのが嫌いな人のための対応策・改善策
どうしようもないヤツだなと敢えて相手を低めに見るようにしてみる。
相手を対等もしくはそれ以上に見てしまうと、何から何まで全てしっかりやらなきゃいけない、対応しなきゃいけないというふうに思ってしまいます。
しかし、相手をちょっと低く見るように心がけてみると…
- 適当にしとけばいいや
- ほどほどの対応で良いや
と思うことができ、自分のペースを保つことに役立ちます。
そもそも相手の心を察することなく、他人のペースをお構いなしに崩してしまう人間が優れた人間であるという風に考える必要はなく、
- こっちのことわかってないやつだな
- 自分勝手な奴だな
- 人の気持ちを察することが出来ないダメな奴だな
ぐらいに思っとけば…低く見ることはそんなに難しくはありません。
完璧な対応を心がけない。
誰に対しても、水を漏らさぬほどのきっちりとした対応をしたい…というような几帳面さを持っている人は、自分のペースを乱される人を苦手としていることが多いです。
それは、ペースを乱される相手ということは、自分の思い通りに事を運ばせるのが難しいということ…結果的に、水を漏らさぬほどのきっちりとした対応をするのが難しい相手ということがだからです。
水を漏らさぬほどのきっちりとした対応ではなく、ちょっといい加減な雑な対応を敢えて心がけてみると…相手には言われたことをそこまできちっとやらなくては良いという考えにたどり着くので、結果、他人にペースを乱されにくいという状況に繋がっていきます。
そもそも、水を漏らさぬほどのきっちりとした対応というのは、重要な外交みたいなケースを除けば、基本的には、自己満足であることが多いものです。自分が、どれだけ頑張っていても、案外周囲はそのことに気づいていなかったり、無関心だったりするもの。にも関わらず、一人で疲弊して、一人でストレスを抱え、一人でイライラしてしまうのであれば…ちょっといい加減なくらいでも良いのでは?と思いませんか?
その方が、相手に対するそこそこの対応を長続きさせることが可能になります。
エゴイスティックを意識する
敢えて自分勝手に…
- 自分が快適であれば良い
- 自分が儲かればいい
- 自分が良ければいい
という風に考えをシフトしてみると良いでしょう。
(それはダメでしょ…と思われるかもしれませんが、他人にペースを乱されることで悩んでいるほとんどの人にとって、このように考えをシフトしようと心がけてみたところでそこまで極端にはシフトできず、ちょうどいい塩梅のところに落ち着きます。)
そうすれば、相手が困るとか、自分がミスしてちょっとした迷惑をかけてしまうとか…そういったことがどうってことないような気がしてきます。
そうすると結果的に自らのペースが他者から乱されることがない人間に近いていくということになります。
一旦メモして忘れる
急を要する事でないならば、とりあえずメモだけしておいて、一旦忘れて自分が今行っていることに専念する…という方法を取るとペースを乱されにくいですね。
何もかも、突然の急ぎで物事を言ってくる人間に関してはメモでの対応が難しい場合がありますが、「お急ぎですか?」、「今、これで手がふさがってますがどちらを優先させますか?」などと、自らの行動に関する責任を完全に相手になすりつけるというのも一つの手ですね。
「いきなりそんなこと言われても…(ちょっと考えたら幼稚園児じゃあるまいしわかりますよね…)」みたいな空気感を徐々に相手との駆け引きで構築していくのも良いでしょう。
人は、追えば逃げるし、逃げれば追いかけてしまうもの。
個人差はありますが、理不尽な相手も人間ですから、アナタから、「ダメなヤツ、バカなヤツ」と思われることを恐れます。
そういう駆け引き、せめぎあいをコツコツやれるのであれば、ちょっとずつ相手もアナタのことを気遣ってくれるようになる可能性があります。
忙しそうなふりをする
忙しそうな素振り、忙しそうなふりをする。
忙しそうな状態を見れば相手は…
- 今忙しいんだ
- 声かけちゃいけないな
- 頼み事しちゃいけないな
などと思ってくれる可能性が高まります。
ペースを乱されなくない時は敢えて忙しそうなふりをする、真剣に物事に取り組んでいるようなふりをするというのはおススメな手段の一つです。
深呼吸する、一旦席を外す、一息入れる
いつも以上に、ペースを乱されたくないという時は、どうしてもその自分が今やっていることに集中していて、視野がすごく狭くなってしまっていて、呼吸も浅くなってしまっている状態。
誰かしらにペースを乱されてイラッとした時、一旦自分がやっていることを瞬間的に頭の中でざっくり整理し、スパッと切替え、そして深呼吸をし、気分転換をし、状況を整理して、何を最優先すべきかを考える。
そうすると、自分が今取り組んでいたこと自体がそこまで急を要することでないと分かることもあります。
「まず何をしようか?何を優先させようか?」と冷静な頭で客観的に捉えて取り組むことができるようになります。
相手は自分のことしか考えてないやつだということを自覚する
ペースを乱してくる人間というのは…
- 相手のことを考えてない人間
- 相手のことを考えれない人間
ゆえに「自分が悩む必要のない、大したことのない人間だ。」という風に考えることもできます。
なぜなら自分がこんなにペースを乱されて、困っている・腹が立っているのにそれをなんとも思わない、気を使えない…そういうレベルの人間だから。
というふうに捉えることができます。
であるならば、こんな奴のために心を乱されてもしょうがない、こんな馬鹿な奴をかまっていてもしょうがないという風に考えることもできます。
こんなヤツのために、自分を犠牲にしてバタバタとペースを乱して対応する必要などないのだという結論に達することができます。
文字におこしてみる。
自分のペースを乱してくる人のことを思い浮かべてしまうと、イライラしてしまう…だけど、気が付くと思い浮かべてしまっているということは、よくありますね。
そういう場合、いっそのこと、文字におこしてみるのは一つの手。
文字にしてみると、怒りを文字にぶつけることが出来ている感覚を覚えることが出来、段々と、すっきりとした気持ちに近づいていきます。
そして、文字にしていくことで、相手の愚かさ、小ささ…今後、相手をどのように位置づけ、どのように対応していくべきか?というのが、定まっていきます。
ストレス解消にも、今後のより良い対応にも、良い手段と言えます。
断る。
極端な手段ですが、相手に自分のペースを乱されない最も良い方法はこれ。断ってしまうということは、そもそも、相手にペースを一切与えないということ。
ただし、その断り方次第では、相手との関係が険悪になることもあるので注意が必要です。
- 自分が断らなければならない理由をキチンと納得してもらえるように説明する。
- 本当は断りたくないのだけれど…というニュアンスを醸し出しつつ断る。
- 断る代わりに代替案を提示する。
- 断れなければ、お互いに歩み寄り、妥協案で手を打ってもらう。
- 断る代わりに別の適任者を挙げてみる。
など、工夫次第では、関係を悪化させずに断り、自分のペースを守ることが可能になることもあります。
近くにいるマイペースな人を参考にしてみる。
雰囲気、空気感、なぜ許されてしまっているのか…、どこまで周囲に力を注いでいるか?など
お金のことしか考えてない人
あなたの近くに、ペースを乱されることなく淡々と快適そうに過ごしている人を見つけることはできますか?
もし見つけることが出来たなら、その人のキャラとか立ち振舞いを参考にしてみると良いでしょう。
私が思いつく人であれば…例えば営業マン。
優秀でトップセールスマンの男性を知っているのですが、彼は、自分が稼ぐことに極端に集中してフォーカスしています。
彼は、もう完全にそのことだけに、注力しているので…
- 事務的な処理が雑で事務員さんに迷惑をかけても全然精神的ダメージを受けない
- 現場に迷惑をかけて、相手が凄く怒っているのに全然精神的ダメージを受けない
- 周囲の人間が自分のことをどのように思っているかなど、考えたことがなさそうにしている
などで、自分が稼ぐということに主体的に取り組んでいて、それ以外のことは些末なことであると言わんばかりに、心を乱されません。
結果、マイペースに、効率的に、稼ぎを追い求め、トップセールスとなり、周囲から羨望のまなざしで見られ、ストレスも溜まっていない…そんな人。
彼がもし、ペースを乱されるようなことを誰かに言われたら、頼まれたら…
ちょっと間を置き、自分の頭で考えて、自分が稼ぐというファクターを頭に置いたうえで、相手の顔色を気にすることなく、自分の結論・決断をサラッと笑顔で発言することでしょう。
その総合的な立ち振る舞いに、相手は、腹を立てることはなく、腹を立てるという選択肢があることすら忘れ、彼の発言を快く受け入れてしまうことでしょう。
私は、様々な難しいシチュエーションで彼の立ち振る舞いを参考にさせてもらっています。実際に知っている人だと、リアルに想像でき、活用しやすいです。
アナタにもそういう「参考にできる近くにいるマイペースな人」がいたら、取り入れてみると良いでしょう。
仕事・職種を変えることを検討する
あなたが今おこなっている仕事・職種・業界…等、総合的に考慮し、更にアナタの性格まで考慮した結果、
仕事・職種をを変えることが良い選択であるということもあります。
転職を考える場合、全てが今の環境をより良くなると考えるのは現実的ではありませんし、未だに、求人内容と実際が違っているなどという場合もあります。
また、人間関係等々実際に転職してみないとわからないことも多く、今よりも悪くなるということも…。
業務的には楽になったけど、ストレスは減ったけど…
- 休みが少ない
- 給料が少ない
など、転職の前後には、前の方が良い面もあれば、今の方が良い面もあります。
今回であれば自分のペースを乱されたくないということですのでそれがどれぐらい自分の中で重要なことなのかを勤務条件との天秤にかける必要があります。
ここでちょうど、このテーマにどんずばでフィットする私の転職話を紹介させていただきます。
私は、インターネット広告関連の会社を9年間やっていましたが、業績が芳しくなく、会社を解散し、ルート配送の仕事に就きました。ルート配送の仕事なら、ストレスもそれほどなさそうだし、インターネット広告も会社を解散させたとはいえ、一人でも続けることはできる。
会社員として、夫、父親としての責任を最低限全うしつつ、家でコツコツ自分の仕事をもう一度盛り上げてやる!と考えてました。
ルート配送の仕事自体は、それほど、難しくなく、読み通り、それなりには、自分の仕事に取り組む時間を作ることが出来ました。
しかし、一度きりの人生、試してみたいなって思う職種が出てきました。
それは営業職です。詳細は割愛させていただきますが、もしかしたら、自分は、営業が天職だったりするのではないか?との思いが沸々と湧いてきたのです。
年齢的に挑戦させてもらえる限界近くの年齢でしたので、迷っている時間はありませんでした。迷うことなく、転職活動をし、数社回った後、某自動車ディーラーで営業をさせてもらえることになりました。
自分がどれくらいできるか?挑戦というか、試してみた…みたいな具合でしたが、これが見事に自分には向いていない職種でした。
- 休みでも、夜でも、いつでもお客さんから電話がかかってくるストレス
- プライベートでは絶対に付き合いたくない、自分には絶対に合わないって思うお客さんのワガママに付き合わなくてはならないストレス
- 営業の数字に追われるストレス
- 過酷な環境ゆえの上司のパワハラ的要素
私が特に、本記事でお伝えしたかったのは、2。職場のスタンスによるところもあったでしょう。職場が違えば、合わない人は、無理に追わず、合う人との関係を強くし、そこを自分なりに広げていくように…ということもあるでしょう。
私が営業職をさせていただいた職場はそうではなかったという話です。
上述の環境だと、営業職そのものが、自分のペースを乱されるのが前提の仕事ということになります。
そして、私は、自分のペースを乱されるのが本当に苦手な人間…。そんなにストレスなく、営業職でももしかしたら輝けたらいいのにな…という甘い考えは、間違っていたのだなと悟りました。
結果、10か月で営業職を辞め、ルート配送の仕事に転職し直しました。
前述しているように、転職しての良い面悪い面はあります。しかしながら、総合的には満足してます。それは、自分のペースを乱されることが劇的に減ったからです。
私の転職は、「実際に仕事・職種…付き合う人を変えてみた」例になり得ると思い紹介させていただきました。
付き合う人を考え、時には変えることも…
職場の場合は転職ですが、転職するってことは付き合う人を変えるっていうことですよね。
職場ではなく、プライベートにおいても転職するように、自分のペースを乱してくる人間が嫌だということであれば、その人と徐々に疎遠にしていき、付き合う人を変えるというのも一つの手です。
いかに具体的なシチュエーションとやんわりと疎遠にしていくテクニックを挙げます。
致し方ないなと思われる事象を作る
例えば、行きたくないのに、いつも飲みに行こうと誘ってくる上司がいる。この誘いを何とか回避したいということであれば、「最近、妻と大喧嘩してこのまま飲みを続けるようなら離婚するって言われちゃってて、飲みにいけないんですよ…すいません。本音を言えば飲みに行きたいんですけど…」みたいな言い方をして断る。
「何言ってるんだよ…俺の誘いを断るのか?仕事だぞ。俺は上司だぞ…。」と言ってくる強引なタイプもいるかもしれません。この場合…
「本当にヤバいんですよ。マジで離婚になっちゃったら、シャレにならないんですよ…勘弁してくださいよ…。ホント、すみません。」みたいな感じで返す。
パートナーである奥様には申し訳ないですが、奥様のせいにしてしまえば、いくぶん、断りやすくなります。
奥様からしても…飲みばかりは嫌って思っているのだとしたら、「むしろそれで誘いを断れるならOKっ!」という方もいらっしゃることでしょう。
何を隠そう、私の妻はそんな感じです。
無になる
これはあまりお勧めできる方法ではないですが、もう完全に諦めてしまい、心をなくしてしまい、期待せず、淡々と…
- はいわかりました
- はい了解しました
という感じで無になって、何でもかんでもハイハイと対応する。
期待せず、諦めてしまうと気が楽になるという側面があるので、”ペースを乱されることが当たり前・そんなもの…”というふうに考えてしまえばいいというのも一つの方法。
人がイライラしたり、ペースを乱されたと感じるのは、それまで生きてきた人生との比較でそう感じるもの。
もしかしたら、今のイライラを乗り越えた先に、現地点では想像できない成功が待っている可能性もゼロではありません。
その可能性を見るために、とりあえず、自分の思い・感情に蓋をして、無になり、客観的に、時間経過と成り行きを見守ってみるというのもありな時があります。
私の場合、先述させていただいた営業職への挑戦がまさにそれでした。
しばらく”無”で対応した後、「仮に、どんなに、他者から見て、成功者と言われるところまで進むことが出来たとしても、この道だと、俺は永遠に苦しみ続けることになる。」
と自分なりに判断し、別の道へと軌道修正をしました。
- 今の自分の判断基準を敢えて疑って挑戦してみる局面
- 期間限定
などのケースでは、無になる…というのはそれなりに使えます。

自分のペースを乱されたくない状態をなんとか改善しようというのは、がっつりと外的要因・環境を変えるのも有効だし、付き合う人を徐々に変えていくとか、今付き合ってる人に対しての対応を工夫、変化させて徐々に自分を快適にしていくという方法もあります。
後、根本的に、自分の考え方・捉え方を変えるという方法もありますね。例としては、前項で書かせていただいた「今の自分の判断基準を敢えて疑って挑戦してみる局面」と今の居心地の悪さを捉えた場合などです。
自分のペースを乱されることに対する対策は色々とありますが、”今どれくらい自分が辛いのか?”と”将来的なこと”などを色々総合してどういうチョイスがいいのかを考えるとよいでしょう。
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