年下が上司になる…仕事あるあるではありますが、そんな年下上司の中には、偉そうにがっつりタメ口で接してきたり、パワハラなのでは?というレベルの対応をしてきたりするケースに苦しむ人も多いですよね。
- 呼び捨てにされたり…
- タメ口で偉そうに命令してきたり…
- 呼び捨てにされてイラっとしたり…
- 偉そうな態度で接してきたり…
合わない!嫌いすぎる!と爆発寸前の人も多いことでしょう。
今回は、そんな偉そうな年下上司の傍若無人ぶりに悩む人のために、ストレスをためない良い扱い方・付き合い方について解説します。
年下上司のタメ口がむかつく!ストレスをためないための考え方・スタンス・方法
一流のビジネスマンではないのは明白であることを理解する。
年下の部下に対して、タメ口で接してしまう年下の上司は、一流のビジネスマンではありません。
それには複数の明白な理由があります。
年長者に対して敬意を払うことが出来ていない。
年下の部下の能力を抜きにしても、年長者に対して敬意を払うことは一流のビジネスマンとして、人としての最低限のマナー。それが出来ていないということは、未熟なビジネスマンということになります。
場所が変われば立場も変わるこの時代。
今は、たまたま、アナタが年下の上司Aのところに部下として入ってしまっただけであって、もし、アナタが、転職したとして…その転職先で出世したとして…そこへかつての上司であったAが入ってくる…そんなことは近年珍しい話ではありません。
偉そうに、上司だからとタメ口であるということは、そういった時代の流れを読む力や、将来的な可能性を読むだけの創造力に乏しいと言わざるを得ません。
上手に部下を活かし、時には、上下関係を超越した化学反応を…
優れた上司は、部下を上手に活かし、時には、上下関係を超えた関係性の中から、建設的な化学反応を起こし、仕事にイノベーションを起こしていきます。
ただ、自分の方が先にいたから…上司だからと言って、頭ごなしにマウントをとってしまっては、建設的な化学反応を起こすことはできません。

タメ口の年下上司…「きつい、怖い、厳しい…だけど素敵」…とは今の時代なり得ませんね…ちょっと時代遅れで勉強不足だな…って感じですよね~
自分の若かった頃を思い出してみる…
自分が、初めて部下を持った時…、今の年下上司ほど偉そうではなかったかもしれませんが、自分が偉くなったような気がして、優越感を覚えた記憶はありませんか?
今、アナタの目の前にいる年下の部下は、そのような状態で、その気持ちがそのまま周囲に出てしまっているのかもしれません。
「あ~。なるほど。そういう感じなのか…」
と理解すると、少しは気が楽になるかもしれません。
いつかそいつも気づくときがくると考える。
今、偉そうにしている年下の上司も歳をとります。今後、
- 転職して、別の職場で新人さんになるかもしれません。
- 今の職場で今後パッとせず、年下の上司に使われる立場になってしまうかもしれません。
年上の部下にタメ口で接するような人は、今後、出世していくのは難しいでしょう。人を活かすマネージメントをするには、誰に対しても敬意を払う必要があるから…。
そう考えると、上述2項目のいずれかに到達してしまう可能性は極めて高いです。
その時…今のアナタの辛さを理解することになるでしょう。
そして、そういうものなのだと思えば、アナタの気持ちは楽になるのではないでしょうか?
猿だと思う。
自分の方が上だと、相手にわからせてマウントとりたがる人は、一定数いるもの…。仕事を良くする、向上心云々よりも、マウントを取ることを優先させてしまう人がいるのです。
反面、「素敵な」、「出来る」、「優秀な」ビジネスマンは、そんなことはしませんが…。しかし、それは、知能を持つ人であるが故。知性があるが故。
マウントとりたがる人は、原始的で動物的であると言えます。言葉は悪いかもしれませんが、「あ~なるほど。猿なんだな。」と思うと気持ちが楽になっていくでしょう。
何かに没頭する
全面的におススメ出来るとは言えないかもしれませんが、何かに強烈にハマってしまうと、それ以外ものがどうでもよくなるというのはあります。
例えば、ロールプレイングゲームやアニメにドはまりし、その世界にドップリ浸かってしまって、現実世界がふわふわした感じになる…など。
アナタの周りに、大物っぽいなという人はいませんか?その人は、もしかしたら…ただ、何かにドはまりしているだけだったりするかもしれませんよ。
仕事以外で自信が持てるものを作る
身体を鍛える・格闘技を始めてみる
「お前なんか、ちょっと本気だせば、やっつけることが出来ちゃうぞ!」と思えるようになれば、イライラを軽減させることができます。
また、イライラを燃料にすることで、質の高いトレーニングが出来るとも言えます。
副業にチャレンジする・始めてみる。起業を想像してみる。
仮に上手くいったら…、独立する?転職する?など、新たな道を想像することが出来ます。気持ちを前向きにすることが出来ます。
この行為自体が逃げなのでは?という声もあるかもしれませんが、人生は一度しかありません。
どういう経緯であれ、歩んだ道が人生…逃げるも逃げないもありません。自分が自分にとって最善と信じて選んだ道であれば、それ以外の道は無いということです。
…
今の職場に留まるにしても、気持ちが楽になるのは間違いありませんので、それを目的にやってみるというのも良いでしょう。
別の選択肢(転職)を作る。
「今、自分には何もない。」、「この職場くらいしか自分には居場所はない。」…一つの職場が長くなるとこのように思ってしまうもの。
しかし、インターネットで求人を物色してみると、そんなことはないと気付くことが出来ます。
実際に行動(転職)に移すかは別にして、「自分には他にも選択肢(転職)がある。」と思えるようになれば、タメ口の上司の圧力を正面から全て受け止めなくてもよくなります。
「まぁ、どうにもならなくなったら…あれだな…」
と思えれば、かなり気持ちが楽になります。
家族を大事にする。思い出す。
俺にだって、私にだって…
- 大事に育ててくれた親がいるんだぞ。
- 慕ってくれる友達がいるんだぞ。
- 頼りにしてくれる妻・子供がいるんだぞ。
など、思うと、強くならなきゃと思えます。こんなタメ口の年下部下ごときに負けてられるかと思えます。
ビジネス書・自己啓発書にヒントを得る。
タメ口の年下上司は優れたビジネスマンではないと前述しましたが、それは、筆者が、様々なビジネス書・自己啓発書を読破してきて、共通している事実であったから自信を持って書くことが出来ました。
ビジネス書・自己啓発書を読み漁れば…どれだけタメ口の年下上司が愚か者であるかをしっかりと実感することが出来ます。
友だちに話を聞いてもらう
アナタのことを認めてくれている友だちに話を聞いてもらえば、アナタの普段ズタズタにされたプライド・誇りも幾分回復することでしょう。
- 「お前は凄いヤツだって!」
- 「お前はあの時凄かったじゃん!」
- 「そんなヤツは終わってる…」
などなど、自分の栄養になるフレーズを聞き漏らすことなく、自分の心に吸収すると良いでしょう。
「持つべきものは友。」です。
「こんなヤツ出世しない!」と考える
実際、その可能性が高いと考えることが出来ますが、「こんなヤツ出世しない!」と考えると気持ちが楽になります。
あるいは、更に「こんなヤツが出世するのだとしたらこの会社は終わってる!」まで考えてしまえば、自分の気持ちを強く保つことに貢献してくれます。
相手の立場にたって考えてみる
なぜ、この年下の上司はタメ口なのか…?相手の立場・心理にまで入り込んで考えてみると…
コンプレックス持ち
幼少期、学生時代に、満たされない時間を過ごしたために、それが性格に影響してしまっている。
自らの承認欲求を満たす場として利用している。
前述のコンプレックス持ちということに近い事柄ですが、年上の部下に対して、タメ口で接したり、横柄な態度をとることで、自らの承認欲求を満たしている可能性があります。
それ以外の環境で承認欲求を満たしてもらえないから、年下の部下でしかそれを満たすことが出来ない…悲しい生き物だと言えます。
勉強習慣がない。
ビジネスマンとして向上しようと思うなら…何等かの勉強をすることになり、その過程で、様々な名著と言われるビジネス書・自己啓発書に出会うことになります。
そういった名著と出会ってしまった人は、年上の部下にタメ口など使いません。

ネガティブで残念で可哀そうな理由しか出てきません。怒りも随分と軽くなるのではないでしょうか。
徹底的にやることを想像する、場合によっては準備しておく。
- スマホの録音機能を活用して…モラハラ・パワハラの証拠を取っておく…
- 相談することが出来る機関をピックアップしておく。「モラハラ相談窓口」などで検索して、良さそうなところをメモしておく。
いざとなったら、こういうことが出来るんだぞ私は…!と思えることで、年下上司へのイライラを幾分軽減することが出来ます。
タメ口の年下上司への対応に関するQ&A
敬語で接するべきですか?
社会人としてのアナタの美学からして、敬語だと思うなら、敬語を貫くべきだと思います。
今まで敬語で対応してきたアナタがタメ口の年下上司と同じような言葉使いになってしまうことは、自らを彼と同じ低いレベルに落としてしまう行為になると言えるでしょう。
喧嘩するのはどう?
相手によります。凶と出るか吉と出るかは相手次第。
ねちっこそうな器の小さそうな年下上司の場合、ずっとアナタを冷遇し続ける可能性がありますので、そういう相手と喧嘩するのは、NGです。
喧嘩することで、関係が改善されるケースもありますが、それは、かなり確率の低い賭けであると認識しておくのが良いでしょう。
挨拶は?
サラッと爽やかに…そして、自然にその場を離れるように…が良いでしょう。
アナタの心にある優しい気持ちに速やかに蓋をして、飄々とこなせるようになればベターです。
嫌味を言われた時の態度・対応は?増長を防ぐには?
挨拶と同様にさらっと爽やかに「すみませんっ!」、「すみませんでしたっ!」と言うのがベスト。
落ち込んだり、反省したり、ネガティブな姿を見せると、サディスティックな部分が暴走し、より一層年下上司の嫌味が加速してしまうことに繋がります。
「すみませんっ!」、「すみませんでしたっ!」
と言い切ることで、会話を強制的に終了させることが出来ます。かといって、言い返しているわけではないので、苦手な年下上司との関係性を今以上に悪くすることなくその場を切り抜けることが出来ます。
この対応をくり返しているうちに、年下上司のアナタに対する対応そのものに良い変化が出てくる可能性もあります。
お酒の席でちょっと怖い面を見せてけん制するのはどうですか?
若干のリスクはありますが、手段の一つではあると思います。
飲む前から、
- 飲むと態度が悪くなる
- 飲むとキャラ変してしまう
など予め年下上司に伝えておき、更には、「だから、本当は、お酒を飲みたくはない。」との旨の設定をすることが出来ればベターです。
ここまで設定しておけば、翌日、全然覚えていない…と白を切っても問題ないでしょう。
ただ、ここまで確信犯的に実行する自信がなく、どこかでボロが出てしまうと思うのであれば控えた方が良いでしょう。
上から目線の年下上司がやりにくい!うざい!辛いから辞めたいです!
辞めるということに関しては、アナタのキャリア形成・人生設計を考慮に入れた上で判断すべきでしょう。
「ただ、嫌だから辞める。」では、自らの人生を向上させていくことには繋がりません。また、年下上司にアナタの人生を左右されたことになってしまいます。
何より、転職活動での面接において、前向きな姿勢を醸し出すことが難しいでしょう。
キャリア形成・人生設計を考慮に入れた身の振り方を中長期間考え続け、煮詰め続け…そのビジョンを、年下上司の対応を着火剤にして、実現させる…という流れであればよいでしょう。
仕事できない、尊敬できない、頼りない無能な年下上司にイライラします!注意したいのですが…
仕事できない、尊敬できない、頼りない…さらに、タメ口では辛いですね…。
自らの人生設計、キャリアプランを最優先させ、今、面倒くさいことになるのは良い手ではないと思うならば、これまで解説させていただいてきたように、基本的に、爽やかに、ハキハキとした態度でスルー、やり過ごすようにするのが良いでしょう。
年下上司が君付けしてくるのにイライラしてしまいます。
会社で年下が年上を君付けして呼ぶのは、一般的に周囲からは不自然・滑稽に映るものです。
- アナタに同情してくれている人
- 年下上司を間抜けなヤツだと思っている人
はきっといます。ですから、心穏やかにいていただければと思います。
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