現代社会では、全く人と関わることなく暮らすのは不可能に近いこと…だけど、
- 人を好きになれない!辛い!苦しい!
- 人を好きになれないなんて、欠陥なのではないか?性格が悪いのか?おかしいのではないか?
- 人を好きになれない!興味がない!興味がわいてこない!
- 人を好きになれないから、孤独で寂しい!
などと、悩んでいて、誰に相談したらいいかわからないという人は一定数存在します。
そんな人のために、人を好きになれない人の「特徴と診断ポイント」、「どうすればいいのか?克服方法」について解説します。
人を好きになれないのはなぜ?悩みの原因・理由と特徴と診断ポイント
他人に期待し過ぎている・こうあるべきだという項目が多すぎる
他人に期待しているということは、人を好きになれるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、他人に期待し過ぎているということは、他人が、その期待を裏切った時、期待外れだった時に、飽きる、腹が立ってしまう、失望してしまうのです。
- ああいう言い方はないのでは?
- ここで何もしないのは無神経すぎるのでは?
など、人を好きになれないと悩んでいる人の多くは、他者に対し、上記のように思ってしまうことが多いのではないでしょうか?
他人はアナタではないし、アナタは他人ではないので、このような視点で他人を見て、期待してしまうと…その期待は、絶対に裏切られてしまいます。
結果、人を好きになれないとアナタは悩み続けることになります。これでは、恋人関係・友達関係を続けることは難しいと言わざるを得ません。
被害者意識
人生の様々なシチュエーションで「私はいいように使われてしまっている。」とか「あの人には悪意がある。」とか「私のことを陥れようとしている。」とか…被害者意識を感じ、自らを被害者だと思い込んでしまう考え方をしてしまっている人がいます。
そういう風に思ってしまってるという事は、人が嫌いというところから抜け出ることは難しいと言わざるを得ません。
足手まとい、面倒くさいと思っている
- 一人でいるのが苦にならないと思っている人
- 一人でいると仕事が捗るという風に思ってしまっている人
- 一人でいる方が快適だと思ってしまっている人
はー人と付き合うことがめんどくさい、足手まといだという風に思ってしまっている傾向にあり、そういう人は人を好きになりにくいといえます。
デメリットばかりに目が行っている、メリットに気づいていない
人と関わり合うことにはメリットがたくさん本当は存在しています。
例えば…
- 優しくされたら嬉しいとか
- 二人でいると心が安らぐ
など。他にも、生きている限り、何かしらの助け合いを誰かしらとしているのは事実だったりします。
しかし、デメリットばかりに目がいってしまう人は助けてもらったことをすぐに忘れてしまったり、あるいは、助けてもらったこと自体に気が付いていないことも。
人と関わりあうメリットとかよくしてもらったことを完全に忘れ、デメリットばかりを見てしまっている人というのは人が好きになれないという状態にあると言えます。
過去・幼少期の苦い経験
裏切り・仲間外れ・トラウマ・毒親…等々。
過去に人に裏切られた経験があるとか、幼少期から人から酷い扱いを受けてきたとか…そのような経験があると、人が敵であるという風に自分の中で思い込んでしまい人を信用してはいけないという風に思い込んでしまうことがあります。
結果、人間不信、人を好きになれないという考えを抱く基盤が過去・幼少期に形づいていたということも…。
周囲の大人の影響(親・家庭環境を含む)
親とか周囲から、例えば…
- 借金の連帯保証人になるな…
- 他人を信用してはいけない…
- あの人は騙されてどうだったこうだった…
など親・周りの大人から、小さい頃に、良かれと思って言ったことも中にはあるとは思いますが、「人を信用してはダメ」みたいなことを言い、子供がそのことを強く心に刷り込んでしまっていると、それが大人になってからの「人を好きになれない」という状況に影響を及ぼしているケースも…。
このケースは、人を好きになることが怖いというパターンが多いです。
人を好きになることで、何か損をしてしまうのではないか?何か辛い思いをすることになるのではないか?と思ってしまうのです。
それが、幼少期に良い面でも悪い面で、多大なる影響を与えてくれた大人によるものですので、その思いは根強いものがあります。

このケースでも対処方法がないわけではありません。自分と相手との間に、譲れない線を必ず設けておくとか、これっていう自信を持つことが出来る何かを自らに宿しておくことで、人とそれなりに親密に付き合うことができるようになります。
自己肯定感・自己愛が低いので人を好きになれない
- 自己肯定感・自己愛が低い人
- 自分のことが嫌いな人
は、人を好きになるのが非常に難しいと言えます。
自分のことが好きでは無い人、嫌いだという人は、「自分を含めた人そのものが嫌い」みたいなところに行き着いてしまいますので、人の事を好きになるのは非常に難しいです。
「自分が嫌いで他人も嫌い」は自然で、「自分が嫌いだけど、他人は好き」は不自然であり得ないことなのです。
自分に余裕がない
自分に余裕がなく、自分のことでいっぱいいっぱいだと周りに気を使う・気を配る余裕がありません。ですから、周りに何か言われた時、どうしても面倒くさいという風に思ってしまいがちになります。
ですので、邪魔されたという思考に至るところとなり、人が嫌いという、人を好きになれないという思考に至ってしまいます。
よく見られようとし過ぎて疲れてしまっている
人からの目が気になって過剰に頑張りすぎていて、疲れちゃっている場合、人と付き合うのがしんどい・面倒くさいみたいな話になってしまいます。
人を好きになれない・人を好きになりにくい状態であると言わざるを得ません。
そもそも、今の周囲がアナタに合ってない。
あなたに今、影響を及ぼしている人たちがあなたに近い、素晴らしい人間であるとは限りません。
周りの人間が非常に偏った、あまり良くない傾向にある人間だとしても…仕事だから、職場だからとその環境に合わせなきゃいけないという風に無意識に考え、頑張ってしまっていることがあります。
最初は違和感を覚えても、段々とそれを普通であると思い込もうとしてしまうので、自分の本来の考え方とのズレにストレスを覚えることになります。
そうすると、結果的にその人たちを好きになれないということに至ってしまい、悩んでしまうという結果にたどり着いてしまいます。
何とか順応しようとしてしまうので、あなた自身が合ってないということに気づくことが難しかったりもします。
それでも、仕事だから、職場だからとその環境にいる人たちを好きにならなきゃ!だけど…好きになれない!なぜ?どうして?と悩むことになります。
このケースである場合、そもそも、アナタがどうこうではなく、周りの人間がおかしい、変、間違っているからこそ、好きになれないということになります。
人を好きになれない人はどうすればいいのか?克服方法
メリット・良いところに目を向ける
人はどうしても、良いところじゃなくて、悪いところに目を向けてしまいがち。これを意図的に良い所にしっかりと目を向けるようにすると、その人のことが嫌いじゃなく好きという風になんとか方向・ベクトルを変えることに役立ちます。
目に見えていない・気付いていないところを整理・再認識しよう!
今すごく人のからよくしてもらっているのに気づけていなくて、腹だけが建っているというケースは多々あります。
あなたが今周りの人から助けてもらっていること・よくしてもらっていることを敢えて整理して挙げてみましょう。
例えば…あの時、
- ●●さんがいなかったら私は何もできなかった
- ■■さんが教えてくえたから助かった
- ▲▲がいなかったら仕事が進まなかった
- ●●さんがいるから寂しくない
- ■■さんと話をして元気づけられたことがあった
など色々あげてみると人がいるよさ、素晴らしさに気づくことができて、人が好きになれないということを改善することにつながります。
自信をつける
自分を好きではない、自分が嫌いなどの思いから、「人を好きになれない」というケースの場合、自信をつけることは、人を好きになれる自分になる良い手段の一つです。
何かを継続する
自信をつける方法の一つとして、何かを継続し自信をつけるという方法を挙げることができます。
例えば、毎朝起きて筋トレをするとか、ジョギングをするとか、あるいは週一回一冊本を読むとか…そういうことを続けることで自分に自信を持つことができるようになります。
- 私はこれをいつもやってるんだ!
- 私には、こういう良い習慣があるんだ!
という自分自身の根底の自信を育むことができます。
これなら負けないっていうものを作る
何かを継続して自信を作るというのも良いですが、その発展系、その先のワンランク上の自信形成として「私はこれなら負けない」というものを作るということも自信に繋がります。
これに関しては誰よりも強いとか、誰よりも野球がうまいなど実現不可能なものでなくともよく、比較しようのないもの、ただただ純粋に好きなもの、一般的には、褒められるようなことではないものでもOkです。
アニメが好きとか、ゲームが好きとか、猫が好きとか車が好きとか…純粋に自分が好きなものを探求し続けるということでもそれなりに自信形成に良い影響を及ぼしてくれますのでそういうところに目を向けてやってみてもいいでしょう。
何かを好きで、没頭している人は、他者に過剰な期待を抱くことはありませんし、上機嫌不機嫌を他者に依存することもありません。
そういう面からも、人を好きになれる自分になるのに良い影響があります。
自分の時間を持つ、意識する
意識して自分だけの時間を持つようにすると、自分自身を見つめることができます。
自分自身を見つめ、「自分とは何者なのか?」、「自分は何がしたいのか?」、「どうなれば幸せなのか?」…などということを自らに問いかけ続けることで、自分自身の軸が定まってきて、自分の歩みたい道が見えてきます。
自分の歩むべき道が見えてきたら、上機嫌不機嫌を他者に依存することは少なくなります。
余裕をもって周りを見ることができ、人を人として見ることができ、結果、人を好きになることにつながっていきます。
期待しない
人を好きになれないのは、
- 人が自分と同じように動くだろう、動くべきだ。
- 人が自分と同じように思うだろう、思うべきだ。
などと思ってしまうのにそれが叶わなくて、失望してしまうというところにあります。それが原因で、好きだった人を嫌いになってしまうという経験をした人は少なくないでしょう。
そもそも人は自分と違うのだから出来なくて当たり前、期待通りに動いてもらえなくて当たり前…そういうものだと期待しないでいれば、失望することはありません。
また、期待してないところからちょっとだけ良いことされると…それだけでも、嬉しくなり、人を好きになれてしまったりします。
ただし、この場合でも、期待をエスカレートさせることなく、その行為、事象のみを限定的に喜ぶことがおススメです。
環境を変えてみる
先述している、「そもそも、今の周囲がアナタに合ってない。」の環境にあなたがいるのであれば、環境を変えてみる、その環境から離れる、逃げるというのも一つの手。
明らかにおかしい、好きになるべきではない人たちから離れ、好きになるに値する人たちのコミュニティにアナタが身を置くことが出来たならば、自然と、「人を好きになれる自分」を思い出すことになるかもしれません。
解決するための書物に触れる
人付き合い・人間関係の悩みは、今、アナタが人類で初めて悩み始めた項目ではありません。人類の長い歴史の中で、数多くの人が、人付き合い・人間関係に悩み・苦しみ…そして、その解決方法を見出してきました。
それらを、書物という形で、我々は得ることが出来ます。
人付き合い・人間関係の悩みに関する名著と呼ばれる書物に触れてみるのは、「人を好きになれない」状態を改善するのに、多いに役立つことでしょう。

人を好きになれない状態は、「自らの心の在り方を見直す」、「自らの取り組みを変えてみる」、「環境そのものを変えてみる」
など、ケースによって、良い方法が異なっています。自分にはどの方法が良いのは推測しつつ、これは良いかもと思う方法から、試してみて下さい。
人を好きになれないことに関するQ&A
アラサー(30歳)です。 30代、40代と歳を重ねていって、それでも、人を好きになれないってまずいですか?
アナタは今現在、人を好きになれないから、不安を感じているのだと思いますが、今の状態がずっと続くとは限りませんので、気軽に考えることが大事です。
前述している「人を好きになれない人はどうすればいいのか?克服方法」を読み返し、実践してみることで、人を好きになれる自分になれる基盤を築くことができますから、コツコツ実践してみてください。
35歳くらいになった時に…あの時の自分、色々と拗らせてたな…と思えるといいですね。
コメント