2022年、ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされたことでも話題の「オーディオブック」。
筆者は、オーディオブックをかれこれ3年以上利用し続けている。今回は、そんな経験・体験を踏まえ、
- オーディオブックは本当のおすすめなのか?
- メリットは当然あるにせよ、デメリットはどうなのか?
について、鋭く切り込んでいきます。
オーディオブックのメリットについて(概論)
オーディオブックは、本を朗読してくれた物。それを耳で聴けば、読書が出来る。
聴く読書なので、通常の読書と異なり、両手を開けたまま読書が出来る。ゆえに
- 運動をしながら
- 料理をしながら
- 家事をしながら
- 通勤中の満員電車で両腕がふさがっている時
などでも読書をすることが出来る。また、近年、睡眠学習、潜在意識・顕在意識などについて言及される機会が増えましたが、オーディオブックを活用すれば、睡眠学習・潜在意識の活用にも役立てることが出来る。
オーディオブックにはどんなサービスがある?
オーディオブックがどんなものであるかは前項で説明しました。
では、そのオーディオブックはどのようなサービス形態で利用することが可能なのか?
今は、スマホアプリをインストールし、会員登録し、月額料金(≒750円/月~)を払うことで、
様々なオーディオブックを聞き放題(中には、月額料金以外も支払わないと聞けない作品もあり)
といったシステムが主流。「Google Play」にもオーディオブックサービスはありますが、月額聞き放題制はなく、買い切りのサービス。
買い切りのサービスは、2022現在、オーディオブックサービスの主流ではありません。
今、主流の月額聞き放題制のサービスの中でもメジャーな有名どころのサービスと言えば、audiobook.jp(オトバンク)とAudible(オーディブル)を挙げることが出来ます。
かつて、オトバンクの創業者、上田渉氏(@wataruueda)は、自らの吹き込んだ文章を繰り返し聞くことで、東京大学の受験合格に役立てたこと、目を悪くした祖父に読書を変わらず楽しんでもらいたいとの熱い思い…などから、思考錯誤し、今のサービス形態にオーディオブックを煮詰め、昇華・進化させてきた。
駅の売店で、CDとしてオーディオブックを販売するなど不遇の時代もあったとのこと。
後に、上田渉氏の盟友であるエンジェル投資家瀧本哲史氏は、オーディオブックをCDとして駅の売店で売ることを「こんなの絶対うまくいくわけがないですよね…」と言っているが、当時は、上手くいくと信じてあれこれ、試行錯誤し、苦しんでたとのこと。
そんな不遇の時代にも、上田渉氏の熱い思い、信念があったからこそ、サービスに執着し続け、結果的に、スマホの普及・アプリの進化等々と外的要因の望ましい変化と重なり合って、時代がサービスに追いつき、上昇気流に乗っていった。
彼の熱い思い・信念が無ければ…儲かりそうで始めたけど、儲からないから辞めよ…などとなっていたら…
オーディオブックは不遇の時代に埋もれてしまっていた可能性があるし、流行語にノミネートされるほどに市民権を得るのは、もっと先のことだったかもしれない。
瀧本氏の「こんなの絶対にうまくいくわけないですよね…」が、笑い話になる「今」をオーディオブックユーザーである私は、幸せだなぁと思うとともに、上田渉氏に感謝するのである。
現在、主流となっている月額制の聞き放題ありのシステムは、
- 良い書籍を気軽に探すことが出来る(利用者にも作者にもメリットあり)
- 人生を変える本との運命の出会いをする可能性が高まる
というメリットがあります。CDのオーディオブックでは、このようなメリットを得ることはできません。
筆者は、audiobook.jp(オトバンク)、Audible(オーディブル)、Google Play オーディオブックと利用経験があり、現在は、audiobook.jp(オトバンク)を利用し続けています。
- Audible(オーディブル)は月額1,500円
- audiobook.jp(オトバンク)は月額750円~
- Google Play オーディオブックは月額聞き放題制なし
コスパ面で利用しやすいのと、私が利用し始めた頃から、一貫して月額聞き放題制を採用しているところから、私はずっとaudiobook.jp(オトバンク)を利用し続けています。
Audible(オーディブル)は一時期、コイン制採用に舵を切り、聞き放題制を辞めていた時期がありました。
また、audiobook.jp(オトバンク)は上田渉氏の盟友でもあるエンジェル投資家瀧本哲史氏のオーディオブックを聴くことが出来るというメリットも私にとっては大きかったりします。
ビジネスマンとしてのレベルを上げたい人にとって、何度も何度も繰り返し聴くに値する名著ぞろいの瀧本哲史氏の著書は、Audible(オーディブル)でしか聴くことが出来ないのですよね…。それだけで、他のサービスではなく、audiobook.jp(オトバンク)を選ぶ理由になり得ます。
瀧本哲史氏の著書に関しては、以下、筆者のyoutubeチャンネル(まだ終わってないチャンネル@madamadadayone)でも複数紹介しているので参考にしていただければと思います。
オーディオブックのデメリットについて
それでは本記事の本題であるオーディオブックのデメリットについて書いていきましょう。
オーディオブックは頭に入らないのか?意味ないのか?
聴くシチュエーションや、聴き方によるところが大きいと言えます。
例えば…
運転中・仕事中など
運転中・仕事中に聞いている場合、運転・仕事に頭を使っているので、聞き流してしまうことが多くなってしまい、頭に入りにくいといえます。
運転中は、聞き逃したところを、いちいち一時停止したり、戻るためにスマホ操作することはできませんし…。
マッサージ機にかかりながら・入浴中・いつものストレッチを部屋でしながら…など
聴くことに集中できるので、頭に入りやすいです。スマホ操作も可能ですので、実際の読書レベルに読書出来ると言っても良いです。
※入浴中は、防水グッズを活用した場合。
エアロバイク・ルームランナーしながら…
負荷レベルの高い場合、エアロバイク・ルームランナーのしんどさに頭を奪われることがあるので、「マッサージ機にかかりながら・入浴中・いつものストレッチを部屋でしながら…など」ほどは頭に入ってこないです。
聴く読書をメインに考えて、負荷レベルを調節するのであれば、実際の読書レベルに読書出来ると言っても良いです。
家事・掃除・料理をしながら、(電車・バスなど)通勤中…
それなりに頭に入ってきますが、要所要所でオーディオブックから頭を切り離さなければならない場面がありますので、実際の読書レベルほどに頭に入るとは言えないでしょう。
他で悩み事、考え事があり、スマホ操作ができない環境は厳しい
オーディオブックは、オーディオブックのペースで文章が進んでいきます。
実際の読書のように、
- 「あっ!?今、別のこと考えてた…戻ろう…」
- 「ここは、重要そうだけど、理解するのに時間がかかる、じっくり読むぞ…」
みたいなことをスマホ操作が出来ないシチュエーションではすることが出来ません。
初見の作品を消化するのは、この環境では非常に困難。意味ないとまでは言えませんが、頭には入らないと言っても良いです。

- 頭に入りやすいシチュエーションでオーディオブックを活用する場合、初めて聴く作品
- 頭に入りにくいシチュエーションでオーディオブックを活用する場合、何度も繰り返し聴いて頭に叩き込みたい作品の復習・反復
といった具合に、シチュエーションで作品を選ぶようにするとよいです。
結論。意味ないことない、頭に入らないこともない。利用するシチュエーション・状況によります。
オーディオブックは一度、申込・契約してしまうと解約が難しいのでは?
audiobook.jp(オトバンク)では、解約したこともなければ、しようとしたこともないのでなんとも言えませんが、調べた限りでは、アプリ内の「その他」に「退会する」という項目がありますので、そちらをタップし、後は、説明・ナビゲーションに従って進めていけば、退会・解約が難しいということはなさそうです。
どこかに、電話してしつこく理由を聞かれたり、引き留められたりということもなさそうです。
Audible(オーディブル)は、実は、私、何度も退会と申込を繰り返しています。退会は、サイト内からすぐにすることができます。
オーディオブックのサービス自体、サービス提供者側が、良いもの・有意義なものであると強く信じることが出来るレベル・類のものですし、金額設定相場から見ても、広く一般的に広がってしかるべき水準ですので、無理な勧誘・引き留めの必要がない…そういう文化のない業界といえます。

余談…解約後も聞ける!ただし、その仕組み・方法にはサービス提供者により、若干の違いがある…例えば、
audiobook.jp(オトバンク)では、月額聞き放題対象の作品ではない作品を別途料金で購入した場合、その音声ファイルをダウンロードすることが出来、退会後もaudiobook.jp(オトバンク)とは無関係な環境下で楽しむことが出来ます(ファイルをダウンロードすることが出来る)。
一方、Audible(オーディブル)は同じように別途料金で購入し、その後、退会した場合、Amazonアカウント自体は、購入履歴・再生履歴を残してくれていて、解約後も聞けるようになっています。何度でも、Amazon内で再生することができます。ただし、Audible(オーディブル)とか無関係な環境下で楽しむことが出来るファイルをダウンロードすることは原則できない仕組みになっています。
オーディオブックは無料期間の解約が難しいのでは?
audiobook.jp(オトバンク)もAudible(オーディブル)も無料期間の解約方法は、前項の通常期間内での解約方法と基本的に違いはありませんので、難しくはありません。
双方とも無料で気軽に試すことが出来、気に入らなければ一円も払わず解約することが出来ます。
アウトプット、実践とのバランス・融合が大事
オーディオブックを毎日、活用しているからと言って、それだけで、とんでもなく凄い人になって、現地点から想像もしない程、素晴らしい遠くに行くことが出来てしまうほど、オーディオブックは万能なツールではありません。
良いと感じたオーディオブックを何度も聞き、自らの頭に定着させ、アウトプットし、実践することで、自らの経験・血・骨としていくことが大事です。
筆者の経験になりますが、インターネット広告の小さな会社を9年続けた後、業績不振からその会社を解散させ、トラックドライバーになりました。
その間、オーディオブックを十二分に活用しました。その結果…
- 自分が営業職というのを一度も経験したことが無いこと
- オーディオブックで得た、様々な心理学テクニックを活用することが出来れば、凄腕営業マンになれるかも…
などという気持ちの盛り上がりがあり、そんなに嫌いじゃなかったトラックドライバーの仕事を辞めて、カーディーラーで営業職にチャレンジしてみることにしました。
結果どうだったか…?百聞は一見に如かずと言いますか、やってみなければわからないと言いますか…
営業の仕事は、業務内容的に、
- 細かなことが気になりすぎる私
- インターネット広告の良さを知ってしまっている私
- 自分自身にとってそんなに嫌じゃない仕事を知っている私
にとっては、営業職は、今後の人生をこの道で…と思うような道ではありませんでした。
1年も経たないうちに、営業職を離れ、再びトラックドライバーに戻ってしまいました。
ですが、車の営業をして、様々なことを学ぶことが出来ましたし、自分の可能性を試し、納得のいく結論を自分で導き出すことが出来たので、挑戦したことには満足しています。
試してみて、違うと思ったら、また、元のところに戻ってもいい。でも、その時は、あなた自身、「試したことがそうではなかった。」という結論を得ているので、全く同じ元の位置に戻るわけではない…。
このようなアドバイスも、私が好きで何度も繰り返し聴いているオーディオブックから得たもの。
今は、車の営業職から離れることで、精神的に余裕が生まれ、もう一度、自分自身の可能性を信じてやってみよう!という気持ちで、営業職時代に、取り組むことができなかったことにチャレンジし、日々邁進しています。
カーディーラーでの営業職の
- 新しい知識の日々勉強
- 納期遅れ等々に振り回される日々
- 各種書類手続き、及びそれらの変更・修正業務
- お客様からの日中関係なくかかってくる問い合わせ電話、事故対応
- 雑務
- お客様の御用聞き
- どぶ板営業
- 営業ノルマに追われる日々
等々に比べれば、今自分が思い描いていることの実現はその100倍簡単で効率的なことである。と思えるので…その点においても営業職にチャレンジして良かったなと思えます。
これら、激動の経験は、オーディオブックなしには得られなかったかけがえのない私の財産となりました。
インプットばかりではなく、自分の頭で考えることも…
「空いている時間、無駄な時間をキッチリとオーディオブックで有効活用だ!」
物凄く真面目な方ならば、とにかく、オーディオブック、24時間オーディオブック…くらいの勢いで取り組まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、その取り組み方が正しいとは言えない側面があります。
まず、前項で説明させていただいたアウトプット、実践の必要性もそうですし、その他にも、自分の頭で、自分の現状と未来を擦り合わせ、どうすべきか?どうしていくべきか?を考える必要があります。
導き出される結論の良さは、それまでに培った経験・知識が基盤となっているものなので、オーディオブック自体は知識の底上げにプラスになっているのですが、隙間時間をガチガチにオーディオブックでのインプットに充ててしまうと、自分の頭が考える隙間・遊び・アイドリングがなくなってしまいます。
オーディオブックを聴いている時に、考え事をしていて、聴き飛ばしてしまったな…ということは、頻繁にあることですが、それは、実は悪いことではありません。
自分の頭のコンディションを見ながら、インプット、考える、休めるを適宜選択する必要があります。

オーディオブックサービスは、≒750円/月~とリーズナブル。
両手がふさがっているシチュエーションでも、聴くことで読書が出来る。
「聴く」、「ながらである」ということで、実際の読書と比較すると、やや後塵を拝するポイントもありますが、総合的に見て、貴重な時間を有効に活用するのに役立つサービスであると言えます。
私自身、これからもオーディオブックを利用し続け、どんどん、自らをバージョンアップさせていくつもりです。
気になられた方は、とりあえず、聴き放題プランを無料で試すことから始めてみて下さい。
オーディオブックに関するQ&A
オーディオブックをヘッドホン、イヤホン、スピーカーで聴く…違いはありますか?
精神的なストレスや状況にもより変わってきますが、スピーカーの場合、音声が拡散してしまいます。
イヤホン、ヘッドホンの場合、音声が、強制的に入ってくる感覚で内容に集中しやすいように思います。
オーディオブックでのおすすめビジネス書を教えてください
筆者が、気に入っていて、何度も繰り返し聴いている作品を紹介させていただきます。
道は開ける(デール・カーネギー著)
自己啓発書と言えばこれ。「人を動かす」と並ぶデール・カーネギーの二大名著のうちの一つ。
「様々な人が、不安を克服したその経験・知恵」を著者が取材したり、話を聞いたりするなどして、文章とし、本となったのがこの作品。
1944年初版刊行ということで、内容的に、今じゃあり得ないような事柄が結構あるのだが、それがまた良い。
過去にタイムスリップした感覚を味わうことができ、古きロマンを感じることが出来る。
また、過去の辛いことゆえに、今以上に半端なく、辛い境遇の話も多く、そんなのに比べれば、自分等、全然大したことないと思えるのも良い。
ほぼ全てが、今では、土に帰ってしまっている人々の話である。いつの時代も人は、同じような悩みを抱えるものなのだなと思うと気が楽になる。
人を動かす(デール・カーネギー著)
こちらは、デール・カーネギーの「人を動かすにはどうすべきか?」について書かれた一冊。
- こういうことされると人って喜ぶよね。
- どんな人でも、こんな風に考えてるものだよね。
と言ったことを実例を挙げて解説してくれている。例えば、本書序盤で登場する、警官に向けて躊躇なく銃を発砲し、警察と銃撃戦を繰り広げた男がいたのだが…その男は、自分のことを、「誰も傷つけない、心の優しい男」だと言った。
客観的、一般的に見て、とんでもないような人でも、当人からすれば、自らをまとも、普通だと思っている…。人ってそういものだよねっていう中々パンチの聞いたエピソードである。
読んでいくと…ほんと、人って、そういうところあるよね、そういう生き物だよね…醜いよね、汚いよね、自分勝手だよね、どうしようもないよね…と思ってしまうエピソードが満載なのですが、そこがまたいいといいますか、良い意味で他人に期待し過ぎることなく、俯瞰で捉え、文字通り、「人を動かす」マインドの基盤を得ることが出来る一冊。
漫画バビロン大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則(ジョージ・S・クレイソン/原著)
かつて隆盛を誇った古代都市バビロン…そこには、富豪がおり、その富豪は、バビロン繁栄のため、皆に、お金持ちになる法則を教えていた…。
コチラは、漫画だが、元になった「バビロンの大富豪(ジョージ・S・クレイソン)」もオーディオブックにラインナップされている。合わせて勉強すると◎である。
漫画の方をオススメに挙げたのには理由がある。
法則を現代に置き換えたなら、どうか?ということまで書かれている
漫画でない方は、完全に物語形式になっていて、どのように応用すれば良いのかについては、かなりの比重が、各々の頭に委ねられていた。漫画版では、法則が登場した後、コラムで「で、我々はどうすればいいの?」にまで文章が及んでいる。
ただし、具体的にオススメされている金融商品については、投資するかどうかは各々が判断しなければならないのは変わらないし、成功確率100%の具体的な手法については書かれていない(そんなものはない)ので留意すべき必要がある。
重要なポイントに目が行くようにすっきりとまとめられている
漫画でない方は、長いストーリーの中に、重要ポイントが、ちりばめられているので、ノウハウ書としては、やや使いづらい側面がある。
しかし、漫画版は、重要ポイントがまとまって頭に入ってきやすい構成に工夫されているので、ノウハウ書として実践しやすい。
漫画版は、「聞き放題対象」になっていることが多いです
漫画出ない方は、いわゆる名著なので、聴き放題対象になっているのを今まで私は見たことが無いのですが、漫画の方は、かなりの頻度で「聴き放題対象」になっています。
ですから、試しに聞いてみるという敷居が低いですよ…。

バビロン大富豪の教え…は、「起業家にならなければお金持ちになれない」というものではなく、「誰でも、仕事をしているなら、お金持ちになることが出来る。」…その方法論を展開してくれています。
自分なりの幸福を求めている人は是非一度聞いてみて下さい。
仕事は楽しいかね?(デイル ドーテン著)
デイルドーデン著、野津智子訳のビジネス成功の本質に迫る物語形式の作品。
日々に不満を抱きながらも、漠然とサラリーマン生活を続けている主人公が、吹雪のため、飛行機が飛ばず、空港に立ち往生という不運な状況に見舞われる。
一見、不運であると思われる状況下のおかげで起業家・発明家として巨万の富を得ているマックスエルモアという老人と仕事について語り合う機会に恵まれ、その一夜限りの語らい・レクチャーを活かし、会社で頭角を現していく…。
物語の大部分は、主人公とマックスエルモアの仕事に対する語らい。ストーリー形式なので、学ぶための書籍だが、普通に楽しい!面白い!
マックスは、様々な成功者の実例を出し、
- 努力するだけではその成功は無しえなかった
- 彼らのはじまりはいわゆる辛いという事柄だった(辛い…はあなたを含む誰もが経験してますよね?)
ということを示していく。ジョンペンバートン、ウォルトディズニーなど様々な有名人のちょっとしたエピソードなども数多く学ぶことができ、知識を武装したい人にもおススメ。
目標達成する技術(マイケル・ボルダック著)
7歳の時に、父が母を死なせてしまったという辛い経験をもろともせず、世界的トップコーチにまでなり、自分の望む人生を手に入れたマイケル・ボルダック氏の目標達成のために大切なエッセンスを学ぶことが出来る一冊。
16歳で養父母から家を追い出され、吃音が原因で良い仕事を見つけることが出来ず…とどん底を経験し、そこから彼は人生を好転させた。
彼に比べれば、我々が成功できないなど、言い訳でしかないと思えるのが良い。
内容は…簡潔に言うなら、目標達成に直接的・直線的と言った具合。
この本を繰り返し聴くことは、自らの夢・目標へ向かう自分自身のサポートとなる。
未来を変えるための取り組みを継続させたい人におススメの一冊。
2020年6月30日にまたここで会おう(瀧本哲史著)
エンジェル投資家、京都大学客員准教授であった瀧本哲史氏が行った伝説の東大講義を完全収録した一冊。
資本主義・民主主義・自由主義とは何かを根本的に理解し、その上で、世の中をよりよい方向に建設的に変えていくためにはどういうことが必要になってくるか…ハイレベルながらも明瞭簡潔に解説してくれている。
君に友だちはいらない(瀧本哲史著)
引き続き、瀧本哲史氏の書籍。仲間の作り方の解説・瀧本氏の投資哲学などのエッセンスを詰め込んだ一冊。
本書は、有名な人から、そうではない瀧本氏の知り合いまで、何かを成し遂げた人が、それを成し遂げるに至ることになった経緯を、「仲間」がどうであったかという点に着目してわかりやすく解説してくれているコンテンツがメインとなっている。
昨今、仲間が欲しい、親友が欲しい…その作り方は…みたいなことがあちらこちらで話題に上がっているが、例えば…海賊、荒くれ者の集まりだが、統制がとれていて、一見仲間のような集まりである。そんな状況になっているのはなぜか?それは、そうすることが生きていく上で、各々にとって必要だからである。
友達・仲間を作ろうとしたわけではなく、結果、そうなったということ…。
そのような関係性の具体的なエピソードを数多く取り上げ、解説してくれている一冊。
他人というのをどのように位置づけ、どのように定義づけるのがベターなのかのヒントを得ることが出来る。独りぼっちでふさぎ込んでいる人にとっても人付き合いに関する有益なヒントとなる一冊である。
オーディオブックでおすすめの小説は?
私は、オーディオブックを、趣味として、利用しているわけではないので、小説に関して、積極的というわけでは無いのですが、いつもいつも自己啓発ばかりだと疲れてくるし、マンネリにもなってきます。
また、本コンテンツで何度も登場している滝本哲史氏も、幅広く学ぶことの大切さを強く訴えている。
成功したいからと自己啓発本だけを読んでいれば良いというわけではないということ。そのジャンルの中にしか登場しない言葉、センテンスだけで頭が凝り固まってしまい、自分自身の懐の深さを育むことができないということ。
そういう観点から見ても、息抜きに小説を聴くというのは、成功へ向かう道の轍にあると言える。
オーディオブックでは、聴き放題対象で、様々な小説がラインナップされているので、気軽に楽しむことが出来ます。
以下の作品は面白かったので挙げておきます。今も聴き放題対象でしたら、是非、聴いてみて下さい。
西村京太郎…十津川警部シリーズ
- 十津川警部 哀しみの余部鉄橋
- 十津川警部 さらば越前海岸
- 十津川警部「ある女への挽歌」
- 十津川警部 湘南アイデンティティ
など。
言わずと知れたシリーズ。様々な土地で展開され、なんとなく旅行気分で楽しめる。
知念実希人
- 崩れる脳を抱きしめて
- 仮面病棟
など。
お医者さんが書いた作品ということで、リアリティが凄い。そして、アッと驚かせてもらえる推理小説としてのチカラも抜群。
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロシリーズ
名探偵ポワロシリーズ「首相誘拐事件」など。
古き良き外国の世界観がオシャレ。推理小説としても面白い。
青天の霹靂(劇団ひとり)
まさに青天の霹靂。芸人さんの本だから…と思って聴き始めたが、その世界に入り込んでしまう。面白い。泣ける。1作品に力の全てを注ぎ込んだ感のある渾身の作品。
扉は閉ざされたまま(石持浅海)
設定、構成が斬新で新しい感じのする作品。推理小説として、しっかりと面白い。
エースの系譜(岩崎夏海)
とある高校の歴代のエースについて書き綴られていく作品。
時に大出世。時に悲劇と…野球の面白さとドラマが、系譜で展開されていくので、あっさりと、時に最高に、時に残酷に描くことが出来、私はそれに心を大きく何度も揺さぶられた。特に野球好き、部活好きな人は凄く楽しめる作品。
英会話教材等
audiobook.jp(オトバンク)には、様々な英会話関連の書籍・教材がラインナップされています。
聴き放題対象の書籍も多数あります。

通勤・通学・運動中・家事中などで、
- 自己啓発・ビジネス・教養の知識を高め・定着させる。
- 趣味として聴く読書をし、自分の幅を広げ、楽しみを広げ、人間としての深み・底を広く深くする。
- やろうやろうと思いながらも時間がないと言い訳にしていた英会話に取り組む。
など、これまで無理だったことの多くをオーディオブックを活用すれば叶えることが出来、明るい未来の扉を開けることが出来るようになります。
是非、明るい扉の門をオーディオブックを試してみることで明るい未来の鍵を手に入れてみてください。
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